寺スが綴るコラム

四季百花宝珠

常緑ヤマボウシ 四季百花宝珠#4~花と仏画の寺~

サトヤマ寺スのあるお寺宝珠院は四季折々の花と仏画に囲まれたお寺として親しまれています。

宝珠院で見られる季節毎の花々をこの「四季百花宝珠」コラムでご紹介します。
皆様どうぞお気軽に境内散策にお越しください。


【6月のお花】

常緑ヤマボウシ

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常緑ヤマボウシはミズキ科ミズキ属で、その名の通り1年中葉が生い茂っている常緑樹です。

6月〜にクリーム色の花が咲きますが、実は花に見える部分は「苞(ほう)」と呼ばれる葉が変形した部位なのです。花はその中にある小さな部分です。


その見た目が僧侶が頭巾をかぶっているように見えることから、ヤマボウシ(山法師)と名付けられました。
まさにお寺にピッタリの木なのです!


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常緑ヤマボウシは最近できたばかりの品種であり、常緑樹としては珍しく非常に美しい花や実をたくさん咲かせるため人気が高くなっています。
そのため、流通量が少なく見れるのは珍しいかもしれません。




花言葉は「友情」


明治時代に当時の東京市長が友好の印にアメリカへ桜の苗木を贈りました。その返礼として送られたのがヤマボウシの親戚にあたるハナミズキだったのです。
ハナミズキは別名アメリカヤマボウシ。この日米友好のエピソードに由来して「友情」の花言葉が付けられました。





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6/29現在、常緑ヤマボウシはさとやま整形外科内科のテラスで満開に咲き誇った姿を見ることができます。

隣接する有料老人ホーム「聖人の家 風のガーデン」の中庭には常緑ではない通常のヤマボウシが植えられているので、見比べてみるのも面白いかもしれません。


夏の青空の下、テラス席で風を感じながら友への思いを馳せてみるのはいかがでしょうか?


サトヤマ寺ス 柳田礼央