四季百花宝珠
菩提樹 四季百花宝珠#1~花と仏画の寺~
サトヤマ寺スのあるお寺宝珠院は四季折々の花と仏画に囲まれたお寺として親しまれています。
宝珠院で見られる季節毎の花々をこの「四季百花宝珠」コラムでご紹介します。
皆様どうぞお気軽に境内散策にお越しください。
【6月のお花】
菩提樹(ぼだいじゅ)
菩提樹はお釈迦さまがその下で悟りを開いたとされる仏教と大変縁のある木です。
その由来から仏教寺院に植えられていることが多いのですが、実際にお釈迦さまが悟りを開いたのは実は「インドボダイジュ」というクワ科の別種の木の下でした。
熱帯原産の「インドボダイジュ」は日本での越冬が難しく、代用として葉の形が似た中国産の「菩提樹」が日本へ持ち込まれ仏教寺院に広まったと言われています。
ヨーロッパでは、「リンデン」という名前でハーブティーとしても有名で、アロマオイルとしてもよく使われていて、木に近づくととても良い香りがします。
※写真は2021年6月1日撮影 まだまだ咲き始めです。直に満開、見頃になると思います。
花言葉は「夫婦愛」「結婚」。
静寂に佇む菩提樹の下で、瞑想に耽ってみてはいかがでしょうか?
菩提樹の木は宝珠院境内お寺に向かって左手にあります。
花は木の高い位置に咲きますので、見上げてみてください。
サトヤマ寺ス 柳田礼央