寺スが綴るコラム

四季百花宝珠

千日紅(センニチコウ) 四季百花宝珠#13~花と仏画の寺~

サトヤマ寺スのあるお寺宝珠院は四季折々の花と仏画に囲まれたお寺として親しまれています。

宝珠院で見られる季節毎の花々をこの「四季百花宝珠」コラムでご紹介します。
皆様どうぞお気軽に境内散策にお越しください。


【7月のお花】

千日紅(センニチコウ)

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千日紅は、熱帯アメリカ原産のヒユ科の一年草です。
赤やピンク、紫などの丸い花を咲かせます。
開花時期が5月〜11月頃と非常に長いことから「千日紅」と呼ばれ、昔から仏花やドライフラワーとして利用されてきました。
暑さに強く、7月〜8月の夏の時期が最も見頃です。





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全体が花のように見える千日紅ですが、丸い部分は実は苞(ほう)と呼ばれる葉。
本物の花はとても小さく、咲いている期間もほんの1週間程度です。
千日紅がいつまでも色あせないのは、このことが理由です。



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千日紅の花言葉は、「不死」「不朽」「永遠の恋」「色あせぬ恋」。
いずれも、千日紅の花が色あせることがない様子や、開花時期が長いことなどから付けられたとされています。
いつまでも色鮮やかな赤色やピンク色の花の姿に、人は"永遠性"を感じたのかもしれません。


千日紅は宝珠院の境内にて鑑賞することができます。


サトヤマ寺ス 柳田礼央