寺スが綴るコラム

四季百花宝珠

紫陽花(アジサイ) 四季百花宝珠#12~花と仏画の寺~

サトヤマ寺スのあるお寺宝珠院は四季折々の花と仏画に囲まれたお寺として親しまれています。

宝珠院で見られる季節毎の花々をこの「四季百花宝珠」コラムでご紹介します。
皆様どうぞお気軽に境内散策にお越しください。


【6月のお花】

紫陽花(アジサイ)

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紫陽花は、梅雨から初夏にかけての風物詩として、公園や庭園などに植栽されています。古くは万葉集にも紫陽花が題材となった句もあり、日本人に古くから慣れ親しんでいる花です。
青、ピンク、白、紫色などの花に見える部分は、実は花びらではなく「がく」が大きく発達したものです。紫陽花の花色が変わるメカニズムは、酸性の土壌では青色、中性・アルカリ性の土壌では赤色が強く出ます。
土壌に含まれるアルミニウムと花の色素が持つアントシアニシン系の色素との結びつきで色が変化するのです。
また、葉には毒成分含まれており、取り扱いには注意が必要です。





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紫陽花には色ごとの花言葉があり、それぞれ「青=辛抱強い愛情」「ピンク=元気な女性」「白=寛容」です。
このことからピンクの紫陽花は母の日の贈り物としても人気があります。



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宝珠院では本堂前や東原5号墳付近、さとやま整形外科内科では駐車場付近で鑑賞することができます。


サトヤマ寺ス 柳田礼央